about books(稲見一良)

  • Book

本を読むのがとても好きだ。ジャンルとしては、 
 エンタテイメント(ようするに読んでて楽しい小説・泣けるのも大好き) 
 ミステリ(謎はまったく解けないので、あまり謎解きに重点をおかれると面白くない) 
が自分には合っている。


 
だいたい十数年で1000冊弱の本を読んだらしい(ただし、ここでは上下でも2冊にカウントとする)。Web本棚サービス ブクログ に持っている本を入力したところ942冊だった。ピークは年100冊超だったのでまぁそんなところか。多分入力していない本もあると思う。 
 
読書のスタイルだが、ほぼ 移動時間中(電車の中) のみである。家にいるときにはゲームかPCかそれともお手伝いか....という感じなので読むことはほぼない。ただ、読むのが速いのでいつも読む本が足りない状況である。この「読むのが速い」ということについてはそのうち別エントリーで書きたいと思っている。速読をやっていたということではないが、私の少ない知人の中で私より速いという人をこれまで聞いたことがない。まぁ読んだ直後でも話のあらすじを説明できない(下手すると犯人が誰だったのかもよくわからない)というとんでもない人間なので、速く読めることは自慢にはならない(笑。 
 
 
さて、私のおすすめ本を紹介していきたいと思うが、それと同時に好きな作家についても書いていく。 
 
 
私が一番好きな作家は 稲見 一良(いなみ いつら) 。おそらくこれはもう変わらないと思う。ただ全く知られていない作家だし、本も絶版だらけ。もう亡くなってしまったので仕方のないことではあるが、これほどの本が読まれないのは非常に残念だ。ジャンルとしては ハードボイルド・ファンタジー と私は定義している。ファンタジーといっても「大人の」ファンタジー。銃と猟と自然と...そしていつになっても忘れえぬ少年の心を極めて美しい文章で綴った敬愛すべき作家だ。また、日本語の美しさということについても右に出るものはない。極端に言えば 日本語でしかあり得ない本 であると思っている。 
 
この人は このミステリーがすごい! という毎年毎年出ているうすっぺらな本で知った。たぶん1994年頃だと思う。'92このミス国内部門3位となった ダック・コール という本を読んでぶん殴られるような衝撃を受けたのである。なんて美しい... 

ダック・コール (画像イメージなくて悲しい;;)

内容(「BOOK」データベースより) 
石に鳥の絵を描く不思議な男に河原で出会った青年は、微睡むうち鳥と男たちについての六つの夢を見る―。絶滅する鳥たち、少年のパチンコ名人と中年男の密猟の冒険、脱獄囚を追っての山中のマンハント、人と鳥と亀との漂流譚、デコイと少年の友情などを。ブラッドベリの『刺青の男』にヒントをえた、ハードボイルドと幻想が交差する異色作品集。"まれに見る美しさを持った小説"と絶賛された第四回山本周五郎賞受賞作。

Amazonのカスタマーレビューでも五つ星レビューが二つ書かれている。 
 1>今までであった中で最高の一冊 
 2>あまりに再読しすぎて自分はすでに3冊目を持ち歩いている。 
どちらも全く同感である。私も人にあげたり貸したりで3-4冊は買っている。 
 
中身についてもう少し知りたいという方は こちら にうまく書かれているのでどうぞ。 
 
後から知ったのであるが、稲見さんは病魔(がん)と戦いながら本を執筆していたのである。私が知った頃はまだご存命であったが亡くなられてしまった。しかし遺された本は本当にすばらしい。後世に残すべき本ばかりである。 
 
 
ダック・コールの後に刊行された本はだいたいリアルタイムで読むことができた(私はハードカバーで読んだ)。以下3冊もぜひ読んでほしい。個人的には「男は旗」は飛ばしてもいいかもしれない。

ASIN:4101218129:image セント・メリーのリボン このミス'94国内3位

ASIN:4101218137:image 男は旗 このミス'95国内5位

ASIN:4101218145:image 猟犬探偵 このミス'95国内5位

いまAmazonを見ていて思ったのだが、4冊ともカスタマーレビューが五つ星しかない。まぁ好きな人しか書かないだろうから当然といえば当然だが、結構珍しいのではないだろうか。なお、この3冊はすでに普通の書店で入手することは不可能だと思う。まったくふざけた話だ。 
 
長くなったのでこの辺で。気が向いたときに他の本についても書いていきたい。 

------10/14追記 
about books 第二回 泣ける本

Track Back

Track Back URL

Comments [4]

私も自分の中で好きな作家をあげるとこの方を絶対はずすことができません。
お亡くなりになったときは、闘病中なのは知っていたのに脱力感に襲われました。
その時唯一未読だったのは『ガンロッカーのある書斎』で、これはいまだにもったいなくて読むことができません。

稲見作品は私の中では『男と銃と息子』を描かせるとうまいなって思います。
私的ベストを上げると

1.ダブルオーバック
2.セントメリーのリボン
3.男は旗
ですね。実は本好きが集まる『このミス? 東京オフの時も私的ベスト3冊を持参するといった企画をやったのですが、そのときも『ダブルオーバック』は連れて行ったくらいです。
同じ思いを持つ人がいて嬉しくて書き込んでしまいました。乱文お許しください。

soggyさん、
素早いぃぃぃぃぃぃぃ(笑
そして暖かい(アツい?)メッセージありがとうございました!
 
ダブルオーバックか...実はあんまり記憶なかったりして^^;
ほとんど実家に置いてあるので、今度取りにいって再読しようと決意しました!
つうかお金なくて新しい本買えません今! (笑
 
私もどれだか未読なのですが、もったいなくて読めない気もちよくわかります。
なんか買う気にならないんですよね.....これで全部読破なんて(泣 嫌~
 
というわけで、私よりはるかにはるかに読んでいるっぽなのでイロイロ教えてくださいっ
今後ともよろしくです。

有栖川有栖って読んだこと、(借りたこと)ありましたっけ??


いま読んでるんですけど、かの忌まわしい法月倫太郎(?)を思い出してしまうんですが。。。

俺は読んだことないので貸したことないよー。

法月さんは最近新刊出たらしい...
読んでみたいことよのう。

コメントする

公開されません

(いくつかのHTMLタグ(a, strong, ul, ol, liなど)が使えます)