about books(泣ける本)

  • Book

前回(第一回)はもっとも好きな稲見さんについて書いた。 
今回は泣ける本ということで書いてみたい。


泣かせる作家といえば、やはり 浅田次郎 を筆頭にあげたい。しかし最近作風は重厚になってきているのがちょっと残念である。出れば読もうとするのだが、昔のあの楽しい感じは少なくなってきていると思う。 
 
私が一番好きなのは プリズンホテル シリーズ。

ASIN:4087473295:image ASIN:4087473392:image ASIN:4087473589:image ASIN:4087473783:image

どれだけ笑って、そして泣いたことか。 
何度電車の中で涙がこぼれないように本を閉じたことか。 
 
ただ、この本は万人向けではない。特にジェンダーフリー信奉者の方というか、女性の方は極めて不快になる可能性がある。徹底的に男尊女卑といえば、書かれている行為はたしかにそういえなくもないからである。 
しかし、そもそも極道の要素がある以上多かれ少なかれそうならざるを得ないし、浅田さんはDVを奨励しているわけでもなんでもない。これはあくまでエンタテイメントなのだ。それに根底に流れているのは人間愛・家族愛であると私は思う。 
ただ、以下のレビューを見て、嫌だと思われる人は読まないほうがよいし、女性が読んで楽しいかは私にはわからない。でも、これ以上に笑って泣ける本を私は知らない

Amazonレビューから引用 ★ひとつレビュー 
 
ドメスティック・バイオレンスを肯定するような書き方に、まず驚いた。 
義母や愛人を殴ることも「愛しているから」という理由で許されてしまうらしい。 
子供を捨てた母親は30年経っても責め続けられるのに、その間まったく子供と関わろうとしなかった父親は手放しでほめられる。 
 
「軽快なギャグ」や「テンポのいい会話」の背後に徹底した男尊女卑が透けて見え、読後感があまりにも寒かった。 
どんなひどい男にも「尽くす女」「耐える女」だけが認められ、ダメな男に見切りをつける女は「男のよさが分かっていないダメな女」として低く見られる。 
 
一見「ハッピーエンド」に見える結末だが、これを読み過ごしてしまうには、あまりに問題の多い作品だと思う。

ドラマや映画にもなった(?)とは思うが、どう考えても本で読んだほうが面白いと思う。極めて優れた本は映像化してもしょうがないと思うのは私だけだろうか。(いずれにせよ映画もドラマも見ない人なので、一方的な意見ではある) 
 
 
 
もう一冊。こんどは万人向け。天国までの100マイル。

ASIN:4022642483:image

厚くもないので本当に万人向け。ほとんど本を読まないうちの妻も読んで泣いた。 
これは純粋に泣ける本。素晴らしい。映像化もされたようだが、とにかく読んでほしい。未読なら絶対に読んでほしい。 
 
浅田作品は、鉄道員(ぽっぽや/直木賞受賞)とか他にももろもろあるが、私が特に推すのは以上である。まぁプリズンホテルが気に入ったら きんぴかシリーズ とかもあうとは思う。ま、このへんは古本屋で仕入れて読むくらいの本だが。(さらっと読める楽しい本がすぐに欲しいというなら、本屋で文庫購入でもいいだろう) 
 
 
 
あと、最近の本で覚えているのは、四日間の奇蹟/浅倉卓弥。

ASIN:4796638431:image

第1回『このミステリーがすごい!』大賞ということで読んだのだが、いわゆるミステリでは全くないふつーの本。ちょっと冗長かなという気もするけど、ちょっと泣けるいい話。妻に勧めたが途中で挫折してるらしい.....。本読みでないといい部分までたどり着けないようだ。 
 
 
今回はこのへんで。 
次回テーマは....悩ましいが、「面白い本」ということでかっぱえびせん系にしようかと思っている。

Track Backs [2]

Track Back URL

お勧めの本・・・ぼくのスミレちゃん

ぼくのスミレちゃんという本があります。愛について考えさせられました。若い頃に本気 続きを読む

浅田次郎 角筈にて 短編集:鉄道員(ぽっぽや)より

浅田次郎の作品はジャンルが非常に多岐にわたり、「これは本当に同一人物が書いたものなの?」と、読者になりたての頃は首をかしげることがありました。実は最初に触れた作... 続きを読む

Comments [4]

>これ以上に笑って泣ける本を私は知らない。

nniさん!僕もこの本、バイブルですよ。もう何回も読みました。ヤバイっす!

ドラマ、もう死ぬ程つまんなかったです。どんなことがあっても見てはいけません(笑

おお~ ayuさん読んでましたか!
ドラマ死ぬほどつまらない件了解w
これまで見る機会がなくてよかったですw

>泣ける本・・・やはり人によって違うんだなと実感してました。浅田作品で泣く本と言えば、私は『蒼穹の昴』『壬生義士伝』の2作です。この両作品は最後は涙で文字が読めないほどのめりこみました。
『プリズンホテル』も『きんぴか』も読んだはずなのに私はあまり記憶に残ってないんですね(苦笑)
笑えるという意味では『王妃の館』が途中までめちゃめちゃ面白かったです。

最近泣いた本だと 福井晴敏 戦場のローレライ、古処誠二 ルール ですかねぇ。
私は泣きに弱いせいもあってこの2作品もぼろぼろに泣いたんです。(苦笑)

>七日間の奇蹟 この作品については同じテーマで東野圭吾が先に書いています。読ませ方も軍配を上げるとすると東野圭吾のほうがすごかったかと思います。元ねたの作品名・・・秘密だったかな?(うろ覚えですいません)
読み比べてみるのも楽しいかと思いますが。

soggyさんやほい^^
昴も壬生義士伝も読みましたが、記憶ねーっすw やはり読み手によって感じ方はだいぶ変わりますよね。あとたぶん(その日の)体調によっても感じ方異なるんだろうなぁと、個人的には思ってます。
 
東野圭吾もそれなりに読んでいますが、タイトルと中身がまったくもって記憶にw 秘密ってそういう話でしたっけ。
 
たしか秘密は読んだのですが、泣いた記憶はさっぱりw 戦場のローレライは読んだんだかどうだか...表紙のイメージはあるのですが、買ったのかどうか記憶がありませんw
 
だめだー若年あるつが~

コメントする

公開されません

(いくつかのHTMLタグ(a, strong, ul, ol, liなど)が使えます)