あー なんかアツくなって駄文打ってしまったのでさらしておきます;;
Web clip 07/7/11-2 でpickupした以下の記事から。
・社会保険庁のコンピュータは「レガシーシステム」 - もっとコンピュータを理解して政策議論をしましょう (OhMyNews)
長いので読まないでくださいw
一応オーマイの匿名コメント欄には突撃しておきます(最初ななしで書いてしまったのですが、それも含めて)。
先日も田原総一郎氏が「社会保険庁のコンピュータは、40年も前のCOBOLで動いている」って記事を目にして苦笑しました。
コンピュータはwindowsとかUNIXのOS(オペレーション・システム)で動きます。プログラム開発言語であるCOBOLで動くなんてのは誤解です。100歩譲って「COBOLで書かれたプログラムで動いている」と主張されたいのでしたら古さは関係ありません。まして、バンキングの中枢をなす部分は、COBOLよりさらに古いアッセンブラーで開発されています。それを差して「時代遅れのコンピュータ」と呼べるでしょうか。
そもそも、高級言語と呼ばれる開発言語は、コンパイラを通してアッセンブラー(機械語)に翻訳され、コンピュータにアルゴリズムを伝えて動かすのです。開発言語が作られた時期を指して、新旧を論じるのはお門違いという常識が、メディア側に無いのは呆れます。
まず最初の段落、日経BPのこの記事なのではないかと思います。
もしかしたら他にもあるかもしれませんが、とりあえずここから引用。赤字は私です。(出自を明記していただけると助かるのですが...以下の記事は7/5なので執筆時にはなかったかもしれません)
・国民はなぜ安倍内閣を見放したか “かばい合い”自民が落ちたワナ (田原総一朗の政財界「ここだけの話」/nikkeibp)
7月1日のサンデープロジェクトで、公明党の斉藤鉄夫政調会長に話を聞いた。彼は東京工大を出て、日本の国会議員の中で、最もコンピュータシステムに詳しいといわれている。
彼がいうには、いまだに社保庁のシステムはCOBOLというプログラム言語を使っているという。これは彼が学生時代に使っていたもので、40年も前のものだ。
どう読んでも問題になるような文章ではありません。
それともどこかに「社会保険庁のコンピュータは、40年も前のCOBOLで動いている」という記事や発言があるのでしょうか?
仮にそう書かれていたとしても、若干不適切な言葉遣いというだけで、第二・第三段落のように突っ込む文章ではないと思います。そもそも言いたい内容が違いますし、つまらない揚げ足取りにしか読めません。
さて一段落飛ばして次に進みます。
さて、世間の笑い話が主ではありません。社会保険庁のコンピュータを巡って、「レガシーシステム」って言葉が、一人歩きしています。国会議員の中には、社会保険庁が使っているシステムの名称が「レガシー」って呼ばれてると勘違いしてる方も多いようです。
「レガシーシステム」とは、一般的に30年以上も前から使われている基幹業務システムと言われます。ま、これだけでは、実体が判らないでしょうが、30年前にもコンピュータは、一般的に使われていたのです。
「一般的に30年以上も前から使われている基幹業務システムと言われます。」
初めて聞きました。このような定義が一般的とはとても思えません。そもそも何をもってレガシーシステムというかはなかなか難しい話で、一意に定まっている言葉ではないと思います。
私の感覚では
・メインフレーム(いわゆるホストコンピュータ) and/or 開発言語COBOL
・古く、変化に対応できない、硬直化している
・運用コストが高い
全てを満たす必要はありませんが、だいたいこのようなイメージです。
ちなみに検索でぱっと出てくるサイトをいくつか置いてみますが、それぞれバラバラですし、私の書いていることともさほど合ってはいません。それくらい微妙な言葉なのかなぁと。
・レガシーシステム (@IT情報マネジメント用語事典)
・レガシーシステム (IT用語辞典)
・レガシーシステム (gooビジネスエグゼクティブ)
パソコンが普及し始めたのが1985年頃ですから、それ以前は、大型汎用機と専用端末によるオンラインシステムが主流でした。もっとも、現在でも、金融機関で使われるバンキング・システムは基幹業務系では、同じ形態のまま使われて居ます。(「基幹業務系」に対して、パソコンとサーバーを使った部分を「情報系」と呼ぶ慣行が業界にはあります)
皆さんが、今使っているパソコンをあと何年使いますか。30年っていう人は、さすがに居ないでしょう。マイクロソフトに代用されるパソコンのOS(オペレーション・システム)は、平均寿命が5年程です。現在Windows98を、四苦八苦しながら使っている方も居ると思いますが、「そろそろ買い変えかなぁ」と感じていると思います。使えるソフトが無くなってきているからでしょう。
社会保険庁の「レガシーシステム」に置き換えてみますと、最新のテクノロジーを使っていない、という批判は、まったく的を射ていません。現在年金を納めている人が、年金を受給する頃まで、今の最新のテクノロジーは、使いつづけることが出来るでしょうか。
レガシーシステムをマイグレーション(更新)しようというのは、最新テクノロジーを使うためではありません。基本的には単純に、新しくしたほうがコストが下がるのではないか、この一点に尽きます。
この資料が適切かどうかははっきりしませんが(google検索でたまたま見つけただけでファイナル版なのかも定かではないです)、以下の資料からがーっと引用します。赤字は私です。
・(pdf) 旧式(レガシー)システム改革指針 (sia.go.jp - 社会保険庁)
旧式(レガシー)システム改革指針
平成15 年3 月25 日
自民党e-Japan 重点計画特命委員会
戦略強化チーム
e-Japan 重点計画特命委員会では、昨年秋、各省庁に協力いただき、旧式(レガシー)システム(以下、「レガシーシステム」という)に関する調査を行い、年間10 億円以上の経費を要する中央省庁の情報システムのうち、件数ベースで約半数、予算ベースで約8 割がレガシーシステムであることがわかった。
レガシーシステムに係る問題は、業務の継続性を重視し過ぎるあまり、巨大なシステムが長年にわたり非競争環境に置かれてきたこと、また、その支出の大半がシステムの維持運営に費やされ、効率性に関する十分な検証がなきまま、拡充されてきたことにある。その結果、システム予算が戦略的IT 投資に回らず、現場における技術革新や業務改革にも支障をきたすところに問題の本質がある。
各省庁の情報システムについては、その導入当時に最先端の技術を活用して構築されたものが多いが、情報技術の進歩はめざましく、新たな技術の採用によって、より費用対効果の高い情報システムを再構築することが可能となっている。特に、長年にわたって随意契約によりシステムの改良、保守を繰り返しているような旧式のシステムについては、新たなシステムを構築することによって、システムの費用対効果は格段に改善される。
このため、各省庁は本指針に沿って、早急に情報システムの見直しに着手されたい。但し、見直しに当たっては、費用削減の視点に加えて、セキュリティーの確保、信頼性維持、わが国ソフト産業の育成といった視点に複合的、戦略的な配慮をすること。
1.基本方針
各省庁のレガシーシステムを新たなシステムに刷新した場合に、使用者(各省庁)及び利用者(国民等)の利便性を下げずにトータルコスト(初期コスト+ランニングコスト×耐用年数)を下げることができるならば、レガシーシステムを刷新すること。
(nni:中略)
(7)各省庁による「レガシーシステム改革計画」の策定
各省庁は、各省庁が保有している以下の41 のレガシーシステムを改革するため、電子政府構築計画(仮称)の期間内である平成17 年度(2005 年度)までに、政府全体の業務・システムの抜本的な見直しのために各レガシーシステムに係る最適化計画を策定することとし、そのための行動計画(アクションプログラム)を本年6 月までに作成し、公表すること。
1.為替貯金業務総合機械化システム(総務省)
2.社会保険オンラインシステム(厚生労働省)
3.登記情報システム(法務省)
4.国税総合管理(KSK)システム(財務省)
5.簡易保険業務総合システム(総務省)
6.特許事務システム(経済産業省)
7.総合的雇用情報システム等(厚生労働省)
8.年金相談に関するシステム(厚生労働省)
9.総合無線局監理システム(総務省)
10.基礎年金番号管理システム(厚生労働省)
11.雇用保険トータルシステム(厚生労働省)
12.労災行政情報管理システム(厚生労働省)
13.出入国管理システム(法務務省)
14.郵政事業庁管理事務システム(総務省)
15.労働基準行政情報システム(厚生労働省)
16.通関情報処理システム(財務省)
17.自動車登録検査業務システム(国土交通省)
18.官庁会計事務データ通信システム(財務省)
19.労働保険適用徴収システム(厚生労働省)
20.年金給付の裁定及び支払等に関するシステム(厚生労働省)
21.全国的情報処理センター用システム(警察庁)
22.予算編成支援システム(財務省)
23.通関情報総合判定システム(財務省)
24.郵貯資金運用システム(総務省)
25.統合気象システム(防衛庁)
26.航空自衛隊補給3 システム(防衛庁)
27.指紋業務用システム(警察庁)
28.食糧庁における情報管理システム(農林水産省)
29.郵便局共通事務システム(総務省)
30.年金給付システム(厚生労働省)
31.気象資料総合処理システム(国土交通省)
32.税関手続申請システム(財務省)
33.経済財政政策関係業務等に必要なシステム(内閣府)
34.運転管理者等のシステム(警察庁)
35.林野庁における改善分散処理システム(農林水産省)
36.財政融資資金の運用事務等システム(財務省)
37.通信機能強化システム(外務省)
38.本省情報基盤システム(文部科学省)
39.航空自衛隊データ処理近代化システム(防衛庁)
40.海幕給与、経理システム(防衛庁)
41.6 陸幕補給システム(防衛庁)
古いハードウェア・古い開発言語で作られたシステムをそのまま継続するというのは、いろんな意味でお金がかかります。また、コンピュータシステムは外部環境の変化に柔軟に対応していかなければならないものですが、変化に対応することが困難であったり、対応にお金がたっぷりかかるということもあるでしょう。
たとえばCOBOLやアセンブラで作られ、いまや誰も知らないようなOSで動いているシステムを変更しようとすれば、元々作ったところに頼むしかなく(=随意契約)競争原理も何も働きません。
また「今の最新のテクノロジーは、使いつづけることが出来るでしょうか。」とありますが、そんな問いかけに何の意味があるというのでしょうか。最新というのは移り変わっていくものですし、質問自体がナンセンスです。
社会保険庁のコンピュータは、処理するシステムと呼ぶよりは、蓄積するシステムなのです。蓄積されたデータに、新旧はありません。このコンピュータは、人間がミスをしてデータを消してしまう以外は、永久にデータを蓄積できます。
どんなシステムでもそうですが、「プログラム」と「データ」は表裏一体で切り離せません。仮にデータを蓄積することが主であるとしても、何らかの処理の結果が蓄積されます。また、年金の支払いとかでばんばん計算が回ると思うのですが.....。
ま、これは半分揚げ足取りのようなもので、今回一連の騒動の話に無理やりもっていこうとして変な文章になっていると感じます。
そのデータを、いかに処理するかが今問われているのであって、処理する技術の新旧は、関係無いのです。処理する仕組みを考える人間に、特にそのリーダに、コンピュータシステムに対する理解が不足しているのです。
「そのデータを、いかに処理するかが今問われている」わけではないと思います。
「処理する技術の新旧は、関係無いのです。」これは同意します。
ただ、なにか問題があったときにどのように対応したのか、できたのかを考えるときに、システムを塩漬け状態で使い続けてきた可能性が高い「レガシーシステム」であるというのは一つのファクターであるとも思います。
COBOLが、開発言語だから何も出来ないのでは無くて、知恵とリーダシップが無いから何も出来ないのです。
言いたいことはわからないでもないですが、でも、COBOLで書かれたレガシーアプリケーションをもし変更しようとしたら知恵とリーダシップがあっても元々メンテナンスしていた会社に随意契約で発注するしかないと思います。
当たり前ですが言い値で契約するしかないですよね.....
余談ですが、私はCOBOLしか知らなかった時代に、汎用機でオセロゲームを作りました。遊べるのはメモリーが、32Kキャラクター(当時はバイトマシンは無かった)しか無い、放置された機器でしたが、専用端末でそこそこ遊べました。
まったく関係ない昔話を混ぜるというのはどういう意味があるのでしょうか....
「レガシーシステム」は、旧式で時代遅れと叫ぶ技術者が多いですが、政治家の用語を使えば、コンピュータ業界の党利党略です。売りたいが為に、叫んでいるためにする論議です。
もちろんその側面もあります。しかし競争原理が働かない1社(ないしは数社のグループ)にたっかーいお金を垂れ流し続けるのが正しいのですか??? また、古い硬直化したシステムのまま放置しつづけるのが国民の利便性につながるのですか???
コンピュータは、データオリエンテッド(データ志向)で使われる場面と、オペレーションオリエンテッドで、使われる場面があります。パソコンのMMI(マン・マシーン・インターフェース)を「レガシーシステム」に求めては、お門違いです。
意味がわかりません..... 話が銀河系の向こうにカッ飛んでいます。
「レガシーシステム」は、未来永劫データを、蓄積して利用する使命があります。壊れたら買い換えれば良いパソコンとは違うのです。
「レガシーシステム」の定義がおかしいと思います。システムを刷新しても、データを継続するのは当たり前です。
社会保険庁の問題で「コンピュータが」で、逃げる場面にイライラして、にわか勉強を始めた国会議員や評論家が多いようですが、専門家の話を聞きなさい。各自のコンピュータシステムに対する勉強が、足りないのです。
すみません。書いている方は「専門家」なのですか? 勉強が足りないのは(以下略
E-JAPANに必要だったのは、官僚や政治家のコンピュータ全般に対する勉強だったのかもしれません。無駄な公共事業を絞って、無駄なIT事業を行なった例は、枚挙にいとまがありません。
これはおおむね同意します。
コンピュータは、人間が動かすのです。動かす人間に、知恵が無ければただの箱です。社会保険庁の問題は「あいかわらずの箱もの行政」を再認識させてくれます。
3行目が意味わかりませんでした。なぜこの問題で「箱もの行政」なのか? そういう問題ではないと思うのですが....
全体を通じて、何が言いたいのかさっぱりわかりませんでした。
レガシーだから悪いとかそういうことではないとは私も思います。
また、システムの問題というよりも発想・思想・やり方・(リーダーシップ?)の問題であるとも思います。
ただ、レガシーシステムであるということはそういった体質的なものを示す一つのファクターではあるとも思いますし、未来永劫そのまま延命させるのが正しいことだとは思えません。以上。
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